makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

なるほど社会派!?「魔術はささやく」

みやべみゆきさんの昔の本を読み返そうシリーズ。時代物は一旦終了。現代推理もの(?)の「魔術はささやく」であす。 職業作家としてのデビュー作、日本推理サスペンス大賞を受賞している。 この記事を書くにあたって、あらためてググったんだけど、私はこ…

中山七里との出会いからの「カエル男」と「贖罪の奏鳴曲」

2021年新しい作家と出会った。彼との出会いは推しの俳優さんの映画の原作。 その俳優は綾野剛さん。「ドクター・デスの遺産」という作品である。 原作者の名前は、中山七里。 本を買う際にはとりあえずググる私。もしもシリーズものだったとしたら私はとにか…

別シリーズのあんな人や、こんな人が!!「ばんば憑き」

宮部みゆきさんの昔の本を読み返そうシリーズ(勝手に命名した2021年秋)、第3弾は「ばんば憑き」 いや~。この本は平成23年2月の初版本だから、2011年に読んでるらしい。。。 坊主の壺 お文の影 博打眼 討債鬼 ばんば憑き 野槌の墓 時代ものの、不思議話6篇…

最大の悪霊とされた人こそ実は。。。「孤宿の人」

宮部みゆきさんの昔の本を読み返そうシリーズ(勝手に命名した2021年秋)、第2弾は「弧宿の人」2005年の作品である。 この本は、最初読んだ時に、とてもいい本だと思ったという記憶、悪者とされる加賀さまがホントはいい人だ・・・って事だけ覚えた。 15年ぶ…

「名前探しの放課後」伏線の回収が!!!

辻村深月さんの作品で、最初に読みたいと思った「名前探しの放課後」やっとたどり着きました。順番は守ってね!といろんなサイトで言われてて、その謎が解けまくり(笑) 下巻に入り、読メでの上巻での感想、いつかとあすながわざわざ遠い学校に通ってるわけ、…

何が正しいのか?「僕のメジャースプーン」はハードな物語。

私が読みたい!って思った辻村深月さんの「名前探しの放課後」まであと2冊!ていうところで、一旦小休止を入れて読んだ、「ぼくのメジャースプーン」 あれ?順番、絶対間違わないでね!って言われたけれど、今までの関係者、出てきた?・・・それとも、これ…

亡者もイロイロ!?「あかんべぇ」は良い本だ。

宮部みゆきさんの昔の本を読み返そうシリーズ(2021年秋、勝手に命名)、第1弾 「あかんべえ」時代物です。 我が家にあるのは当然単行本。2002年3月29日第1版第1刷発行。約20年前に読んだのねぇ。。。今年読んだ本でもないよう忘れるくらいだから、そんなん覚…

映画は別物「キネマの神様」

映画を見て、なるほどね~って思ってたら、原作を是非!と勧められたので一応購入済だったので、読んでみた。 原田マハさんの「キネマの神様」 買った時期が時期だったので、ダブルカバーで映画版の表紙もついてたけど、あえて、この画像で。。。 本題に入る…

一見普通で、でも普通でない人たちの「すみれ荘ファミリア」

2020年、「流浪の月」で本屋大賞に選ばれた作家さん、凪良ゆうさん。単行本は置くところがないので、最新作の文庫本を!と購入したのは、6月の末。。。 やっと読み終える事が出来ました(^^) 久々に、ここの記事も新しく追加せねば・・・ということで、不思…

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の中の人たち!

2021年度の本屋大賞は、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」。すこぶると評判が良いので、私も早く読みたいのだが、我が家の床を圧迫するため単行本は、大好きな二大巨頭の宮部みゆきさんと東野圭吾さんしか買わないと決めている。そのために、文庫化…

「神様の御用人2」の神様まとめ

2冊目になった神様の御用人。今回もやっぱまとめとかないと、神様が混乱しちゃうよねぇ。。ということで、まとめである。 御用人でないけど神様が見える人の子、穂乃香ちゃん(大主神社の宮司の娘)が後半、良彦と一緒に御用聞きに協力してくれるようになり…

肝は第十四章「冷たい校舎の時は止まる(下)」

とにかく先が気になって、一気に読んでしまった(^^; 辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」下巻である。 情感を読み終えた後のレビューで、その名前を目にしてしまい、そのつもりでありながらあれ?って思いながら読み進め、そして。。。なるほど。。。 …

マジか!?上巻読後に犯人ネタバレ!?「冷たい校舎の時は止まる」

長い事積読にしていた、辻村深月さんのデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」の上巻を読み終えた。 そして、読メに感想をあげて、何の気なしにその続きで他の人の感想を読んでいたら、なんと!犯人の名前を目撃してしまった(T_T)/~~~ 読メさん、未読本だとネ…

「神様の御用人」最初が肝心!まとめておかねば!!

なんでこの本を手に取ったのかは不明。。。きっと読メかなんかでランキングに入ってたんだろうな。。。多分9冊目が出版されたころだと思うんだけど。。。それを最初から新刊で買って始めるのはちょっと遠かった(?)ので、フリマで安くて冊数が多いのを選ん…

ドラマとは違う結末の「高校入試」

関西地区で放送されてた湊かなえさん原作の「高校入試」。 ドラマを見たらやっぱり原作を。。。ということで、再読してみた。 解説で知ったんだけれど、ドラマが先で、その後小説化されたということで、小説を読みながら、結構忠実にドラマ化されたのね~。…

「ハグとナガラ」はただの旅物語ではなかった。

最近、ランキングの常連さん、そして、日によって違う作品が上がっているのを横目にみていた作家さん、原田マハさん。 はじめましての作家さん、何から読もうかと思いつつ、先に買ったは、2018年本屋大賞3位の「たゆたえども沈まず」で、読むのを結構楽しみ…

「笑わない数学者」は文系の私でも興味深かった。。。

2020年の読書スタートダッシュはすさまじいものがある。随分前から積読の「安積班」シリーズ「万能鑑定士Q」シリーズをこなし、同時期購入、いちおう目標に置いていたこのシリーズにたどり着いた。。。 森博嗣さんのすべてはFになるシリーズ。正確には、S&M…

コロナ禍の今、「半夏生」がじわる。

今野敏さんの 安積班シリーズの「半夏生」を読んだ。先月末からシリーズ復帰して、短編ばっかだったのが、いよいよ長編だと知ってウキウキし、読み進めているうちに愕然とした。え?バイオテロ??・・って、まさに今の日本じゃん(^^;って・・・ もちろん、…

ドラえもん愛にあふれる「凍りのくじら」

「スロウハイツの神様」ですっかり虜になった辻村深月さん。彼女の本は登場人物があちこちの作品にリンクするようで、あちこちに、読む順番ってのがupされてるんだけれども、たいていが、まだ文庫化されてない「かがみの孤城」なのよね。。。でも私、「名前…

スピンオフ入り!?「コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙」

我が家にあるのは、たいてい初版なんですよ。日付は2018年3月5日。そして今日は2020年11月15日。お~っと!2年と8か月も寝かしていた!?Σ(゚Д゚|||) 村山佐紀さんの「コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙」シリーズ7作目にあたります。 何故そんなに寝かしていた…

「教場2」学生まとめ。

長岡弘樹さんの教場2 1に出てきたボクサー日下部と今回の美浦亮真が頭の中でなぜか混同してしまったけど。。 前作の都築君のように、あちらこちらの話にちょい役で出てくる美浦くんがラストを飾った2。美浦くんって、1の最後で風間の頬を緩ませたやんちゃ君…

全てが伏線。って!!「教場」の内容をまとめてみた。。。

2020年お正月明けに、キムタクさん主演でドラマ化された長岡弘樹さんの教場。あれやこれやと言われても、キムタクさんのドラマは見てしまう。。。 なんだかすごくよくて。。。偶然にも知人が警察官と婚姻を結ぶのでホントにあんな風なの?と聞いていいものか…

人が優しい!「そして、バトンは渡された」

久しぶりの更新。本は結構読んでたんだけど。。。実は苦手なBook記事(^^; でも今回読んだ、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」 実に良い本だったので、読メの250文字には収まりきらず、久々の記事upとなりました! 2019年の本屋大賞受賞作だった…

順番、あってる?「春季限定いちごタルト事件」

半年ぐらい前の話なのかしら?最近私が読む本に結構影響を受けてる「読書メーター」でやたらと、話題になってた、米澤穂信さんの「巴里マカロンの謎」どうやらシリーズものだけど、長らく新作が出てなかったようで、盛り上がっていた。。 盛り上がっているの…

「桜ほうさら」了読。。結末に涙。。。

宮部みゆきさんの時代小説「桜ほうさら」読み終えました。 後半、涙が止まらなかった。 なんせ、きたきた捕物帖で、笙之介の住んでいた部屋に北一が住むことになった際に、「闇討ちで切り殺された若い浪人のことかなぁ」なんて思い返すもんだから、読んでる…

「桜ほうさら」第二話、第三話は一休み。。。

宮部みゆきさんの桜ほうさら。読み応えのある一冊です。 父の冤罪を晴らすため、生まれの地より江戸に出てきて、貸本屋の下請けで身をやつしながら、江戸留守居役のもとで調査をすすめる(?)笙之介。 第一話は、彼と彼をとりまく人たちの自己紹介がてらな…

第一話「富勘長屋」は「桜ほうさら」から「きたきた捕物帖」へと。。。

宮部みゆきさんの新シリーズ「きたきた捕物帖」を読んだ時に、刊行記念フェアのチラシが挟み込まれていて、その中に、「桜ほうさら」があった。 主人公の北一が住んでいるのが「富勘長屋」そこが登場しますよ!って。。。 宮部さんの長編は、間違いなく読ん…

「スロウハイツの神様上」にはこんなにも伏線が!!

辻村深月さんのスロウハイツの神様 本屋大賞はたいていハードカバーで、文庫化されるまで1年くらいはかかるじゃない? で、前々回の大賞の「かがみの孤城」がまだ文庫化されないのね~。そういえば辻村深月さん、「ツナグ」しか読んだことないけど、その「…

「アリバイ崩し承ります」・・・20代前半の時計屋女性店主が!?

ドラマ化の影響だったのか、読書メーターで連日文庫版ベストテンに名を連ねてたので買ってはみたものの。。。またしても、熟成させてしまいました(^^; ちなみに、本を買わずにドラマを見てみようと思ってたら、土曜の深夜枠で、気が付いたら始まってて、さら…

芥川賞受賞作 「コンビニ人間」

村田沙耶香さんのコンビニ人間 第155回芥川賞を受賞して大騒ぎになってたのが文庫本になったのを機に読んでみた・・・といっても、文庫化されたのが2018年9月という事だから随分と時間は流れてるのですが、そこはご愛敬、はじめましての作家さんです。 最初…