makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

「おわかれはモーツァルト」で、とりあえず、まとめ!?

4月から始めた中山七里さんの岬洋介シリーズ。の再読。

(といいながら、同時に御子柴シリーズも再読する羽目に陥っちゃったけど)

やっと、文庫最新刊に追いついた!って言っても、奥付見れば2023年12月に初版が発売になってるという事実に驚愕するんだけれど。。。

 

ショパンコンクールで同じ日本人として一緒に戦った盲目のピアニスト、榊場隆平君が殺人事件の容疑者になる。。。っていう事件

おわかれはモーツァルト

感想っていうより、覚えておきたいこと、まとめておくべし、的に書き始める。

 

 

全っ然、岬君が登場しないんだけれども!?

榊場君の日常。。。。あれ?雲行き怪しくなってきた?この人殺されるのね。で岬君登場するわけね。。。。どういう経緯??なんて、頭の隅で考えてたら。。。

榊場君が遂に、SOSを送った。

ヨーロッパを飛び回ってるはず。。。。っての読んで、え、もしかして、前作で、天生君の為にコンサート全部キャンセルして日本に戻ってきてたよ。。。ね??

って思ったら案の定、そのすぐ後だったようだ。

 

御子柴礼司を弁護士に!!って警察を脅しながらも、実は彼は入院中。。。って、文庫発売順に追ってる私としては、すでに御子柴は退院して、事務員洋子の事件を解決したけど。。。って思いながらも、それを意識できる自分が、なんかうれしい笑

なんせ、一度読んだ本でも、3カ月もたつと、すぐに忘れちゃえる私だからね(^^;

あぁ、でも、犬養刑事が出てきて、「昔話を披露しただけだ、気にするな」って岬に言うんだけれども、あれ?どんな昔話だった??なんて、結局再び、「合唱」をめくることになったけどね。。。

一応説明しておくと、天生君が犯人にされそうになったのは、ある事件の判決を出したからで、その事件を担当してた犬養が、天生君の法廷で、事件の概要と、見知った顔を証言した。そんな昔話でした。

 

ついでにショパンコンクールの時も、榊場君は、犯人にされそうになったのを岬君が助けてるんだよね。気配(?)で銃殺。ってよく似た事件ですこと笑

当時榊場君は18歳、現在24歳、6年の年月が経っている。

TOMに榊場の元に駆け付けた理由を聞かれ、「六年ぶりに連絡をもらった」という岬。

あぁ、岬洋介の友達であるということは、なんと素晴らしい事。天生君と言い。。

 

クズなライター寺島が隆平君の練習室で殺されてた。ってことで、その殺しの犯人は例えば隆平君であったとしても、隆平陣営の3人ではないはず??と思った私。

えぇ、3人がおんなじ3行のト書きを使って、何とかしなければ ってくどいようなミスリードがあったにもかかわらず!笑

で、なぜか、ふっと、この刑事さん犯人?って頭をかすめたけど、まぁ、その辺は私深く考えない読者なので、軽くスルーしたんだけど、正解だった。。。

うん、たま~に、そんなことあるの。やっぱ、場数踏んでるからかなぁ。。笑

 

 

数いる音楽家の中でも、モーツァルトは、大好きな舞台M!で、多少かかわりがあるんだけれども、楽曲と、題名って全然伴わないから、隆平君の弾く有名、誰でも聴いたことある曲って説明も、ピンとくることなく、スルーしちゃうんだけど、そういえば最近配信っていう便利なものがあるんじゃない?次回このシリーズ再読する時は、ネットとか、Spotifyで、検索しながら、読んでみようかな・・・・なんて。。。!?

 

 

岬君と隆平君の共演、聞きたかったな~。

ピアノはヤマハの教室とかで、小さい頃から聞いてたけれども、小学生高学年の頃だったのかなぁ、テレビから流れてきた、KANちゃんのピアノに、え?これがあのピアノの音!!って初めて感動して、そして、高校の音楽の時間に友人が弾いたピアノがこれまた、情緒豊かで、先生を含め他の人が弾くピアノと全然違うのに感動した。うん、音の違いは、分かるのよ、私。笑

さしあたって、清塚さんとか、行っとく??笑

 

そして、次は、やっぱ、犬養シリーズの再読に行くのかな。。。新作が1冊積んであるなぁ。。。これ読む前は、2冊積んである、ヒポクラテスかな~って思ってたんだけど!?(^^;

イメージは佐野史郎さんだった!?「探偵ガリレオ」再読。

東野圭吾作品を再読してるんだけれども、意外にもこのガリレオシリーズ、読み込みしてないんだよなあ。。。。

福山雅治東野圭吾で、ガリレオじゃないタッグが今水面下で動いてる。。。とかっていう記事をネットで見て、読んどかないと!!って思った笑

今、amazonだとかだと、この本、違う表紙になってるんだけれども、あえて、私が持ってるのと同じ表紙の画像を探してきた。ちなみに、帯には「容疑者xの献身」映画化!10/4(土)より全国拡大ロードショーってましゃとコウちゃんの写真がついてる。。。2008年だそうだ。15年もたってる!?ちなみに文庫本の初版は2002年になってる。。。。

東野圭吾探偵ガリレオ

 

 

第一章 燃える もえる

第二章 転写る うつる

第三章 壊死る くさる

第四章 爆ぜる はぜる

第五章 離脱る ぬける の5章からなる。

 

本来名詞の二文字に「る」をつけて動詞とするこの題名にはやくも引け目を感じ、草薙刑事と同じ、生まれついての理系オンチの私に読みこなせるのだろうか??

なんて心配は無用である。要するに、難しい事はわからなくても、そこに至る湯川の脳内での推理過程は全く説明されず、モヤモヤと翻弄される草薙で、私もよいのである笑

 

燃える  だけは、ドラマの影響もあってうっすらと覚えてたけど。。。なので、とりあえず、事件を要約

 

第一章 突然燃え上がる頭 赤い糸 プラズマ? レーザー。 騒音

第二章 アルミのデスマスクの死体 雷 電気コード 衝撃波。不倫

第三章 壊死した痣のある風呂場の死体 超音波。 借金と田舎男

第四章 海水浴場での爆発 水とナトリウム 逆恨み

第五章 真夏の扼殺死体 赤い車と幽体離脱フリーライター

 

四章で湯川の同期だという松田という助手が登場する。

草薙が問う場面がある「だけどおまえは、それをお礼話してくれなかったよな。どうしてだ?」「さぁ」湯川は首をかしげた。「どうしてかな」

科学者(化学者?)は、純粋に目標に向かって研究を続けていく。ただしそれが本来おもっていたのと違う使われ方をしてしまうこともある。そしてまた道を間違ってしまうこともある。 のちに湯川は、そんな仲間が犯罪にかかわり、それを結果的に追い詰めることに苦悩を抱え、草薙(警察)と距離を取ることになるんだけれども、もはやシリーズ1作目でその伏線があったとは。。。。なんて、勝手に思い込む私。

 

五章で、子供と接し、じんましんをだしている湯川がまだ初々しい(?)のちに、子供と旅をすることになるなんて!!笑

 

 

そして、解説を読んでびっくりする。佐野史郎さんが解説を書かれているのだけれど、なんと!東野圭吾はこのガリレオを、佐野さんをイメージして書いたというのだ!!

特命リサーチ200X」面白い番組で、見てたよ!なんてすべてもってかれる??

 

 

次作もまだ、短編。そうそう、ゲームの名は殺人がまた映像化するって??

なんだか世の中で、原作と映像化について色々騒がれてるけれど。。。東野作品って結構めちゃくちゃな映像化に突っ込みいれまくってたけれども。。。。作家さん、あんまりかかわってないんだ。。東野さんの場合、どうなんだろう?なんて、ちょっと、心配になったけど、まぁ、これだけ映像化ばかりなら、彼はうまく、泳いでるんでしょうね。。。

2組の祈念者が彼らであった理由。。。「クスノキの番人」再読。

今年文庫化されて、読メのランキングをにぎわしてたので再読したいと思ってたのがやっと。。。え?文庫化されたのは4月でしたか。。。まぁ、年内ということで、よくやった方じゃない??笑

 

東野圭吾 クスノキの番人

 

 

クスノキに祈れば願いが叶う、な~んとなく覚えてたけど、読み始めたらやっぱり全然覚えてなくて。。。(^^; 後半どうなるの!!ってハラハラしながら・・・読み終わって、読メの感想をupして最初に読んだ時の感想を読み直したら、まぁ、同じ感じで感動してる私笑

 

佐治家と、大場壮貴の祈念の訳が、千舟と玲斗の生きざまにリンクしてるって事。

東野作品は初読の際はメインブログに記事を書いてるんだけれど、意外に綺麗にまとめてあるので、とりあえず、リンクを張っとく笑

で、今回はちょっと違ったことを。。。

 

うん、最初の方の玲斗の行動について。

佐治家の優美の力になってあげたいと思った玲斗。過去の祈念者について、ぺらぺらと喋ってるのよ。

「佐治喜久夫という人を知っていますか?五年前、クスノキの祈念に来ていたことがわかりました。」

いやいや、ダメでしょ?完全なるコンプラ違反。

でもまぁ、物語は玲斗が留置場にいたところから始まるんだから、しょうがないといえばしょうがない。

いろんな場所で千舟さんいRe教育されていく中で、彼の良いところが存分に伸ばされていく結果になってるから。。。そもそも、下心(?)があったにしても、優美の謎を解決してあげたかったん、彼の優しさだから。。。笑

 

佐治家の祈念を探るうちに、父親の不倫疑惑、兄との不仲、→音楽家への道、兄にすべてを託した母の苦悩、痴呆症。いろんな、伏線でした。

大場壮貴の生い立ち、そして生き様。最初はただの望まず手に入れた二代目のボンボンってな感じだったけど、かっこよかった!

祈念=自分の人生には嘘が一つもないとの証明

佐治父、大場父から、子供たちに引き継がれた心意気っていうの??ステキだった。

 

玲斗を助けたことを一石二鳥だったという千舟さん。でもそのおかげで、結局自身も救われたと思うのね。(ホテル柳沢の行く末、白い粉などなど・・・)

そもそも玲斗はここでもやっぱり優しい人間だったってことを証明(?)したわけ。

不遇な人生だったけど、千舟に出会ったことで、彼の人生も本来の姿(?)に戻ったわけで、人生、誰と出会うかによって、彩りは変化する。いい出会いを持ちたいものだ。

 

番人としてずいぶん成長した玲斗の元に次はどんな祈念者がくるの?だとか、

壮貴の二代目ぶり(?)がどんな感じなのとか

やっぱり優美との恋の行方?(笑)とか、

千舟さんはどんな旅をするのだろうとか

物語の先を想像するのが楽しいね。続編、出るって??

 

読んだ後、なんか、ほっこり、あたたかい1冊でした(^^)