makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

宮部みゆき-三島屋変調百物語-あやかし草紙

伍之続「あやかし草紙」より第五話「金目の猫」

宮部みゆきさんの三島屋変調百物語伍之続(第五巻)あやかし草紙より 第五話 金目の猫 おちかちゃん、最終章である。 先の章でおちかの実家丸千で、喜一が嫁を貰い、新たな始まりをうけて、おちか自身も勘一に逆プロポーズという。。。一気に幸せムード満開…

伍之続「あやかし草紙」より第四話「あやかし草紙」

宮部みゆきさんの三島屋変調百物語伍之続(第5巻)「あやかし草紙」より 第四話であり、表題作の あやかし草紙。 なんと、この第四話では、語り手が二人もいるのである。貸本屋瓢箪古堂の若旦那勘一と、都合六度も嫁に行ったという婆様。そもそもこの章は勘一…

伍之続「あやかし草紙」より第三話「面の家」

宮部みゆきさんの三島屋変調百物語伍之続(第5巻)あやかし草紙より 第三話 面の家 「箱に入れて、紐をかけて、雨戸を締め切った奥の座敷に、数えきれないほどたくさん積み上げてあった」という「お面」の話。そしてその「お面」は世間に出したら悪い事をする…

伍之続「あやかし草紙」より第二話「だんまり姫」

宮部みゆきさんの三島屋変調百物語伍之続(第5巻)あやかし草紙より 第二話はだんまり姫。 題名は「姫」のお話だけど、今回語られる物語の主人公は一国様。 十歳の丸坊主の男の子。若くして亡くなったさきのおつぎさま。 この子は、側室の子供で、正室の子供…

伍之続「あやかし草紙」より第一話「開けずの間」

宮部みゆきさんの三島屋変調百物語伍之続(第5巻)「あやかし草紙」より 第一話「開けずの間」 どんぶり屋という飯屋を営む平吉が実家の金物屋「三好屋」で両親、そして6人の兄弟を「行き逢い神」に取り殺されたという物語。 昔、わりと普通にあったという「…