makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

まさにオールスター!!「合唱 岬洋介の帰還」に天晴

ついに、中山七里さん、岬洋介シリーズ「合唱」にたどり着いた!

この本の背表紙をめくると初版本で2021年6月18日の日付がある。

きっとおなじみの読書メーターで、やたらめったらランキングに挙がってたんだと思う。初めましての中山七里さん、岬洋介シリーズ「さよならドビュッシー」を読み終えたのが6月15日という記録がある。

で、シリーズを順調に読み進め、いざ!ってなった時に、情報が入ってきた。

どうやら本作には、中山七里さんの他シリーズで活躍する人たちのオールスター作品らしい。。。

まじっすか?シリーズ前作を読み終わったのが11月20日であった。そしてそこから長い旅路が始まったのである。

ちょうどこの合唱には、中山作品・人物相関図なるものがついているので、それを見ながら。。。シリーズ以外では、渡瀬・古手川コンビの活躍も追っかけたら・・・

19作を経て本編に到達するまで、1年かかった(^^;

今年中に片を付けてやる!てことで。。。。一気に読んだ! もちろん最高♬

 

 

古手川・渡瀬コンビが、幼稚園襲撃の殺人犯を逮捕するところから始まる。

ところが犯人は精神異常だから罪に問えないでしょ!的な態度をとる。

それを調べた天生検事なるひとが、検事調べの最中に犯人を射殺してしまう!?

岬父からの取り調べを受けることになる天生検事。

 

さて、ここで私は大きな失敗を犯している。天生検事である。岬父との会話の中で洋介と司法研修性の時の同期であったって話が出てるのに、ふ~んとかって流してしまう私。やっぱり・・・・私だ(^^;

 

犯人として留置され、取り調べを受ける天生。弁護士がみつからない・・・・

 

そりゃぁ!御子柴でしょう!!七里作品の弁護士は御子柴だし、岬父に2度も勝ってるのは御子柴だし、絶対、御子柴でしょう!!

興奮するものの・・・・あれ?これって岬洋介シリーズよね??洋介、出番ある??彼は、御子柴とつながり・・・・あるわけないし・・・えぇ???と思ってたら

 

岬洋介、登場!!

「天生さんが言ったのですよ。自分が何かの弾みで被告人になったら助けに来いと」

え?ちょっと待って・・・そんな話。。あったっけ??

もういちど、「もういちどベートーヴェン」である(^^;

そっかそっか、天羽さんと洋介、そんな過去を共にしてたよ!!

 

で、洋介が、やはりというべきか、御子柴弁護士に天生の弁護を依頼する。

めっきり優しい人ってイメージが私にあるので、洋介に翻弄される姿は、ある意味楽しかった。けど、ツアーを中止し、ぽんと1000万の手付金を支払う洋介。すごすぎ!!

 

で、天生が御子柴を弁護士にたてるのに嫌な顔をしたので。。。え??そうなん??勝てるとしたらこの人だけじゃん!って思ったけれども、「検事」である天生さんはそりゃ、そういう反応になるのか。。。。

岬父の動揺っぷりも、想像通りでおかしかったね。

 

御子柴の代理で事件を調べる洋介は、渡瀬、古手川を訪ねる。そっか~。洋介は長年海外にいるから、ある種、誰ともつながりがないのよね~。とかって思ってたら、古手川から、解剖の先生について尋ねられる。

 

光崎教授率いる、法医学教室登場!そして、それから古手川が相棒となる。。。

 

いや~。揃ったね~。ってにやにやしてた。さて、事件はいかように動く??

どう考えても、天生が犯人でしかありえないんだけれど、そんなこともあるわけないんだよなぁ。。。どんな突破口があるの??なんて思ってたら、とある事件調書の担当捜査員の名がなんと犬養隼人! 

 

ごめん、忘れてたよ~(^^; そりゃ、オールメンバーに入るでしょうよ!!笑

あぁ鑑定家の氏家さんも。。。へんこつながりで、メンバーに笑

 

登場人物の事しか話してないけど。。。。事件、解決したね。天生さん、犯人じゃなかったよ。

まさか、犬養さん事件が犯行の動機だったとは。。。いい仕事するね~。

 

御子柴さんの今のお仕事っぷりが、ちゃんと伏線になって、途中退場御子柴さんからの、弁護人岬洋介!ってなるところも、ちゃんといい流れでした!

 

どうしても息子を認めることが出来なかった岬父だけど。。。

ちょっと雪解けが見えたかな??

父よ、いい加減、息子離れして、認めてあげて~~~。(御子柴がつくづく父親は面倒臭いって思う場面、すごく好きです笑)

 

 

岬シリーズのわりに、ピアノ(や楽器)の場面がほとんどなかったから、それ期待してた人はちょっとがっかりするかもしれない??

でも、私はうれしくてたのしくて、ニヤニヤが止りませんで、日付をまたいでの了読となりました(^^)

 

あ、解説読んで初めて知ったんだけど、中山七里作品ってやたらめったら映像化してるのね。綾野剛君の「ドクターデス~」は知ってた(録画してるけどまだ見れてない)し、本としては読んでないけど「護られなかったものたちへ」は劇場でみた。けど、そんなに~?え?あの人が??ってびっくりである。いつかお目にかかる日がくるかしら。。。時間、ないわなぁ。。。(^^;

余談だけど、今日、年末の大掃除で、録画してディスクにうつしてたのを100本くらい処分した。欲張って撮りだめるから、追いつかないのである。。。

 

 

なにはともあれ、2022年のうちに、ここまでたどり着けて良かった(^^)

もちろん、これからの七里作品も読んでいくつもり(すでに文庫化されたのは積読の山にうもれはじめている。。)だけれど、ここまできたら、岬シリーズ、もう一回読み直さなきゃなぁ。。。なんて実は思ってたけど。。。どうする!?

 

ちなみに2022年は、これで76冊となった。去年が100冊越えのとんでも記録だったけど、今年はここ10年ではそれに続く第2位の記録。よく頑張りました!

 

宮部さんの再読から、来年は、東野作品の再読にうつろうかなぁ。。。なんて。。。

とりあえず、2023年1冊目に読む本は、決めている。はたしてそれが実現となるかは未定だが。。。なんせ、超分厚い本です!

 

そんなわけで、さよなら2022年。良い新年を迎えましょう \(^^)/