makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

魑魅魍魎の出版業界!?「作家刑事毒島」はくせになるかも。

中山七里さん、岬シリーズの「合唱」がオールスター登場ってことらしく、主要人物をさらうために読み始めたたシリーズ。。。

最初の予定より、どんどん本が増えてくんですけど( ;∀;)

そしてなぜかたどり着いた「作家刑事毒島」

 

「毒島」ってかいて「ぶすじま」って読むんですか!?刑事(正確に言うと指導員?)でありながら、作家でもある。。で、出版業界で起きた事件に、本来「犬養」とペアを組む「高千穂明日香」が彼とコンビを組んで(?)犯人を探る。。。

犬養さん。(女心はわからないけど)いつもクールな犬養さん。男のウソを見破る犬養さん。師匠でもある毒島さんのことは苦手らしい!?こそこそ逃げようとする様子が面白い。「犬ちゃん」なんて呼ばれちゃって~( *´艸`)

毒島さんの「うふ、うふふふふ」が癖になっちゃいます。でもこの「毒」ぶりは、対面したくないというのは確かで、犬養さんの気持ちもわからないではない(笑)

 

途中まで読んでて、なんかデジャブ感。そっか~出版業界ディスった作品、確か東野圭吾さんの〇笑小説でもあったよ~。あれもまた、奇々怪々で興味深かったけど、こちらはそれで殺人事件が起きちゃいますか!?

 

 

出版業界の本が売れない。。。という危機は本好きの私たちにもよく知られた話だけれど、その陰で、こんなブラックな出来事が起こっていれば。。。大変だ汗

 

 

1.ワナビの心理試験

2.編集者は偏執者

3.賞を捕ってはみたものの

4.愛瀆社

5.原作とドラマの間には深くて暗い川がある

 

新人賞の下読みさんの苦労にまずびっくり!確かに新人賞に応募しようとする人たちの作品はそれなりなんだろうと思っていたので。。。

 

おまけに、四六判から文庫化するのに、作家(のスタートラインに立つ資格をもらった人)さんたちが「まだ~」って言ってるのを聞いて、あら、文庫化っていうのは作家さんにとっていいことじゃないんだ!ってことにまたびっくり!四六判っていうか単行本っていうか、それって場所取るからさぁ、とにかく我慢の文庫待ち。。。なんだけど。。。でもまぁよく考えると、本体価格が倍ほど違うわけだから、高く売れた方がいいもんねぇ。。。と納得する始末。

3の悲しいツアーは。。。。作家さんじゃなくても、身に沁みます。。。

 

そして何よりの衝撃は、5。

表題読んだだけで、「それな~!」っていうのは読者としての思い込み。

でも実が、プロデューサーとかによって、あんなふうに捻じ曲げられているとは!!(もちろんフィクションではあるのだろうけど。。。)

いつも、原作安売りしてんじゃねぇよ!!って作者に怒ってました!ごめんなさい<m(__)m>って反省です。

 

毒島さんのモデルが本作作者の中山七里さんだとか!?いや~。あっぱれな作者さん(笑) これからも書き続ける作家さんでいてください。

でも。。。。ちょっと多すぎて、追いつけないので。。。ペースダウンしてもらってもよくってよ(^^;

 

いつもはらはらドキドキの作品群と全然違ったけど、面白かったです(^^)

多分、犬養さんつながりで読むことになったんだよね。。。刑事をやめることになった最後の事件は、まだ文庫化されてません。。。追いつけるかなぁ汗

ってかそもそも、「合唱」を読めるのはいつになるんだ!?(^^; そしてその合唱のあとに「おわかれはモーツァルト」とかってのが出たんだよね。。。。遠い。。。