事始「おそろし」より第二話「凶宅」
三島屋変調百物語事始 おそろし より
第二話「凶宅」
藤吉の曼珠沙華の話を図らずも聞くことになり、自分の過去とむきあってしまった
三島屋の居候(?)のおちか。
おちかの幸せを願い、三島屋主人でまたおちかの叔父でもある伊兵衛が手筈を整え、
一度に一人づつ、屋敷に人を招き、不思議話を収集する代わり百物語がスタート。
最初の語り手は、おたか。父の鍵職人が流しで出会ったお屋敷の、錠に合わせた鍵を作ることを請け負ったのが始まり。錠にはさわりがあり、焼いてしまったら、かわりに
安藤坂にある屋敷に一家で1年住めという。百両という金への良くに負け、移住する一家。おたかが言うには、そこでは何も起こらなかったというのだが。。。
怪しげな様子で暗い過去をもつおちかをその屋敷に誘う。そこには安らぎがあると。。
そこへおたかの保護者(?)の越後屋の清太郎がやってきて、安藤坂の屋敷は人を食う。おたかだけが屋敷から帰ってきたけれども、心は壊れてしまったと話す。
清太郎は、錠のさわりにあたったという関係者。
最後におたかの為に、座敷牢を作らねばという。。。
鍵屋と座敷牢。がとっても暗示的。
座敷牢って言葉が、物語の最初からちらほらしてたのが、そこでオチますか?と。。
また家に住む報奨の百両に、惑わされる父と、
自分たち一家の値段が、先方にとって、百両の価値。それは軽くないかと反対する母。
そんな父に、もういい、他を当たると、「飛びついて握りしめないと、よそへ逃げてしまういい話」に転化する謎の男。
上手い話に弱い男と、家を守る母の用心深さ。なのに結局男の意地が通り、落ちていく。。。
暗い話だわ。そして、この話、続くのよね。。。
結局、私の文章は、あらすじをたどるだけの、つまらないもの。
人様に読ませるものではありませんな(^^; 非公開記事でおいときますか。。。