知念実希人氏の「時限病棟」
先日読み終わった「仮面病棟」と同じ映画化決定!!の帯がついてたので、続編か何か、関連の物語なんだろうと読み始めて。。。っていうかページをめくった目次にはクラウン(ピエロだわね)の文字があり、さらにページをめくると、「仮面病棟」と同じ病院のフロア図。。に見えるんだけど??
まだ続きがあったの??と読み始めてみても、登場人物の名前にまったく心当たりがない。。。まぁ、なんでもいいやと読み始めたのである。
でも、今回は、表紙が全部映るように帯を外してから写真とりましたよ(^^)
鍵を探せ 手術台の男 秘密の隠し場所 拉致された人 改竄 監〇(読めない💦) 描かれたピエロ 院長室 外科医 転落事故 有名映画監督 残り6:08:46 カーテンに囲まれたベッド 院長室
うん、もちろん、これは読み終わってみたんだけれど、これだけで十分に本の中身を思い出せる。。。
物語の舞台は「仮面病棟」の舞台でもあった旧田所病院。けど違うのは、そこはリアル脱出ゲーム用に改装されたところだった。
リアル脱出ゲーム、といえば、先日KinKiのブンブブーンで神木隆之介君がゲストの時にそれやってて、なるほど、いろいろとセオリーがあって、こういうものなのね。。って知識があったけど、これを実際自分の命を懸けって、失敗できないから相当な圧力だわな~。。。なんて思いながら。。
でも、院長室とか、ホワイトボードの後ろのエレベーターとか、拉致された5人が知らないことを私はちょっと知ってるよ。。。なんて思うので、珍しくちょっと頭を働かせてみたけれども、結局、想像を超えた結末であった。
うん、芝田医師を糾弾する記事のネタ元犯人が分かった後に、急に積極的になった七海があやしいじゃない??って自信を持ち、さらに、刑事が浮間(父)を訪ねた時に大柄な男って事で(目尻の傷跡って描写が出る前に)、あ!みんなを拉致した傷跡の男!って気付いた自分にワクワクしたけど、これはまんまと作者のミスリードに乗っけられたことに、やっぱり、しょせん私のミステリー読解能力なんてこんなもの。。。なんだよ。。。とほほ。。
「仮面病棟」のあとがきで、この作者が、結構えぐい表現が好み(?)的なことが書かれてたけど、実際、後半の部分は、想像しただけでえぐかった。。
麻酔なしの手術だとか、わき腹に埋め込まれたカギだとか、そして拳銃の隠し場所とか!!映画化、されたんですよね??2020年3月6日公開って事は、まだコロナ禍に巻き込まれる前で、公開されたんでしょ??まぁ、いつかまた、WOWOWとか契約した際にはチェックすることにしておきましょう。。。
そして、ゲームの最終目的地の暗証番号が。。。このゲームの主催者は、それにたどり着ける人が分かってたのかなぁ。助けてあげてもいいけど、苦しんでもらいたい的な??
結果、やっぱり、「仮面病棟」と「時限病棟」はセットのお話ということが分かったんだけれども。。。田所病院、燃えちゃったから、さすがにこれで終わりなのよね。
次にこの作者さんを読むのは。。。本屋大賞候補になった「ムゲンのi」が文庫化された時になるでしょう。。。話の内容がえぐみあってちょっと敬遠したくなるけど、でも構成はめっちゃ面白いのよね。。。本屋大賞って事は、わりと万人向けの内容になってるんでしょ??楽しみじゃない??・・・と思う私なのであった。