makiのきまぐれ読書日記

読んだ本を忘れないように。。。

「仮面山荘殺人事件」の解説にまたしても!?

東野圭吾さんの「仮面山荘殺人事件」1990年12月に発表された作品。

これは先日知念実希氏の「仮面病棟」の解説で、「某ミステリー作家の某作品を連想した」と記されたことからたどり着いた作品。図書館で1週間に20冊ほど借りて読んだ作品の中に入っていると思われ、読んでるけど、内容覚えてなくて、さらに手元にもない作品。。。せっかくだからと買ってみたわけである。

 

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2019年に舞台化されてたんだ。へぇ。。。まったく知らなかったわ。東野さん、テレビに映画に舞台にと、作品提供しまくりだわね~。お忙しい事!!

 

さておき。内容は。。。

うん、密室で人が殺されていくパターン。これ仮面病棟と同じだわ。もちろん、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」パターンということ。そして、銀行強盗した犯人が、同じ建物に立てこもる。。うん、これも同じだわ。そしてもちろん、犯人がその中に当然いるわけで、そしてそれは、意外な人物。。。

なるほど、確かに連想するね。。。

 

で、である。。。私にしては珍しく、もちろん一度読んだことがあるからかもしれないが、最初に屋敷に入った時の行動というかその書き方でこの人が犯人じゃない?と想像したのが当たってて、でも、これは、おったまげだわ~。そう来ましたか~!!ってそのどんでん返し感に感服したそのあとに読んだ解説がまたしても。。。なのである。

 

折原一さんが書かれているのだけれども、この作品を嫌いだと言い、その理由を、「その頃、私が書いていた小説とまったく同じトリックを使っていたからだ」というのである。さらに「そこで、私は書いていた作品をばらばらに分解し、また新たな構想でプロットを練り始めた。それが講談社文庫にも入っている『XXX』である(興味ある方は本書と比較してみてください)。」などと書いているのである。。。。

 

はい、またしてもググってみました。。。結構難しかったけれどもどうやら、「仮面劇」という作品らしいです。。。でも、なんか評判がいまいちみたいなので。。それに読んだことない、聞いたことない作家さんなので、今回は、スルーさせていただくんですが。。。「仮面」がいっぱいですなぁ(+_+)

 

当時の東野さん、割と「硬派」(?)なミステリーを書いてらしたのね。。。と思った。なんだろう。。最近この手の本格ミステリー(?)を読んでなかったか??感を感じながらその結末に、これは結局、同じアガサクリスティーでも「オリエント急行の殺人」の方だったわけか。。。と。。。え?さっぱりわからん??

私自身、また数年後に、これってどんな本だった?っていわれて、この記事で、内容を思い出せる自信はないけど。。。これ以上は書けないかな(^^;

 

さてさて、別荘の玄関に飾られていた「仮面」とは??・・・・(笑)