自由診療はインチキなのか。。。ラスプーチンの庭
久々の犬養シリーズ。調べると、2024年年末以来のシリーズである。
娘が入院している父として、なぜかかかってしまう医療関係のミステリー6冊目。
中山七里 ラスプーチンの庭

本シリーズ、すっごいエグイイメージがあったので、読みはじめ、あら、今回はえらくおとなしいのね。。。娘紗耶香の病院仲間が退院して、すぐになくなった。彼の身体には全身に痣が。。。。家庭内暴力で死に至らしめた両親を容疑者として捜査(といっても病死として片づけられてるので、正式なものではない)を進めていくと、織田豊水なる人物が立ち上げた医療団体(正確にはそうでない?)ナチュラリーが浮かんできた。。。
余談なんですけどね、年明けて、この本と、東野ガリレオ7を同時に読んでたのね。で、あっちには草薙の姉の義母が騙されそうになってるっていう「クワイの会」っっていう宗教団体が出てくるの。混乱したね~(^^; だから、ガリレオ7を了読した時点で、書いてる記事が、じつは、こっちの作品の話と混同してるところがあるのでは。。。。ってこっちを了読した時点で思ったわけで(^^; まぁ、いいんだけどね。。。
どっちも、いわゆる、「インチキ」って世間では言われるもので。。。。患者、信者は信じてるけど、はたからみたら、どうみても騙されてるでしょ。。。
特に本作、患者側になると、藁にもすがりたいっていう気持ちは、実際に当事者になってみないとどうこう言えるものではないけれど、想像力をフル回転させて。。。。わからないでもない。
ただ、財産を全部おさめないといけない。とか、高額、とか言われるとインチキさが前面にでてくるわけで。。。。
おりしも昨年末、安倍襲撃事件の容疑者の裁判が始まって、一躍有名になった宗教団体の話が、脳裏に浮かんでくるわけで。。。ただ、本作も、事件前の作品だというのだから、中山氏も、やっぱりすごい。
で、自由診療っていうと脳裏によぎる麻央ちゃんの死。う~ん。。。まさに何が正解だなんて、当事者になってみないと、とうてい簡単になんてやはりあ~だこ~だ言えない。
で、どっちの作品にも、いわゆる頭、主催、広告塔?がいるわけだけど、どっちのそれも、実は操られてて、ちょっと不憫。。。。
織田豊水の前身(といういい方は変だが)豊嗣氏は、母親に、がんばってと言われ続け、氷河期で就職できず契約社員になったものの雇止め。あげくはホームレスになって、病気になって、医療日が払えずにひどい取り立てにあって、コカイン中毒になる。。。そして、インチキ商売の主宰にまつりあげられる。。。。まぁ祭り上げられたと言っても、本人は、操り人形であるって事には気付いてないんだろうけど。。。
で、犬養は、娘が病気で長患い、自由診療にたよりたい気持ちがわからないでもなくて、事件のとっかかりは、娘の友達であるわけで、容疑者の両親は、自分と同じ子が病気を持つ親で。。。シリーズで、いつも、この立場に立たされるメンタルは、相当いかれるよなぁ。。。。でも、娘紗耶香がしっかり者で、よかった(^^)
最初に出てくるグーちゃんとユーちゃんの姉妹。どんな作品でも、入りだから、本編と全然違ってても、一気に読み進めるんじゃないと、途中、なんだか忘れちゃういわゆるプロローグは、やっぱ、大事な部分。そうつながるのね。。。。と。。。いやぁ、ホント、よくできてるわ。。。。
同時進行で、いっぱい作品書いてる七里氏。内容が様々だし、そして書くのが早い。すごい人だよなぁ。。。。と改めて思う年の初め。
月に1本は記事書ける、心と時間の余裕がありますように☆彡