「ルビンの壺が割れた」・・・(+_+)
宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」読んだ。
表紙に、ネタバレ厳禁!!って書いてますが何か書けばそれはネタバレになる1冊と思われるので。。。はい、「ネタバレ」記事です。
全文無料公開され、単行本化され、そして文庫化。。。もう読まれた方も多いでしょ!っていうことで、記事にさせていただきます。
読み終わった後。。。。「こわっ!!!」って思った。
そもそも、この本を知ったのは、何かの本のあとがきっぽいところに衝撃の1冊かなんかって書いてあって。。。騙される??みたいな・・・で、文庫化されて早々に手に取ってみたんだけれども、最初、あまりの本の薄さにびっくりした。。。
で、読み始めたら。。。手紙形式で。。。って言ってもフェイスブックのメッセージ機能を使ったやり取りなんだけど。。。
水谷一馬という男が、未帆子さんとういう、大学時代の元婚約者にあてたメッセージから始まりまして。。。
フェイスブックで、本人を本人と確認する作業で、まず、こいつ何者!?ちょっと怖い。。。とは思ってたけど、何通過後に返信があってから、大学時代の懐かしい恋愛を振り返る・・・てきな、恋愛物語化と思ったんだけど。。。
まず、結婚式前日に彼女が姿を消したってあたりで何があったんだろうとは思うのね。
浜松の叔父さんちを出る際に見つけたものを「警察に押収される」って文章に??
一方的に彼女が去ったと思ってる時点で、未帆子があなたのしたことは~的な言葉で彼を背める的な文章に??
最初の方で、未帆子が「水谷様はPCなど使われないという思い込みがあった」という文章がるのだけれど・・・それがラスト、ボディーブローのように効いた!!
許嫁の優子にしても、未帆子にしても、外から見てるだけではわからない裏面を水谷のメッセージで徐々に読者に知らされるんだけど、水谷の正体に比べれば!!
まぁ、人が実際どんな人物であるかなんて、結局他人にはわからないという戒め!?
あぁ。。。怖い。。。
個人的に言えば、ラストのページの未帆子も、たいてい、怖いよ*1
もちろん、圧倒的に怖いのは、そこじゃないんだけどね。。。
もういいや。。。
*1:+_+