伊坂幸太郎氏の殺し屋シリーズ第2弾のマリアビートル。
東京駅から盛岡駅に向かう新幹線はやての中では3つの事件が進行中。。。
1. 王子に復讐しようとした木村が逆に王子に囚われる。
2. 根岸から息子と預かった身代金の入ったトランクを持って盛岡駅への帰路途中の檸檬と蜜柑
3. 乗客のトランクを奪うように指示された七尾
2と3の依頼が実はともに根岸だったという事実が判明。。。同業者蜜柑&檸檬vs七尾だけでもたいていややこしいのに、犯罪に興味大の王子がそれに割り込んでくるさらにややこしい展開に!!
そして、はやて車内で檸檬と七尾はそれぞれ四号車で背広姿で、ホテルのビュッフェの本を読む塾講師に遭遇。。。これは、間違いない!グラスホッパーの鈴木さん。
そして、なぜか「押し屋」槿の仕事が挿入されたりして。。。
今回は、時系列で登場人物たちの交差を記録。。。
七尾と狼の対決
木村。王子との出会いを回想。
荷物を探す檸檬は4号車で不審な紙袋(中身はお菓子だが)の持主塾講師と会話
トランクを探す檸檬が王子と出会う
王子、狼とトランクを抱える七尾に遭遇
席に戻った王子は木村にはやて車内の事件を報告
トランクを探しあてる王子
押し屋槿の仕事
席に戻った七尾は塾講師と会話。七尾は誘拐された過去をうちあける。
七尾の仕事の依頼主が峰岸であるらしいと告げられる。電話の向こうで真莉亜が!
王子、木村とともにトランクを奪う。木村はトイレでカギと格闘。
トランクを探しに来た七尾、トイレを見張る王子に再会。
大宮駅ホームで、蜜柑と檸檬の仕事ぶりを確認しにきた峰岸の部下を無事に…!?
七尾さんの不幸人生の出来上がるまでは、とてつもなく(!?)切ない。
王子少年の冷血人生を決定づけた(?)「ルワンダにおける虐殺」からの、人間は同調する生き物なのだ。。。のくだりは、空恐ろしすぎる。。
あぁ、人間って、なんだか、ちっぽけで、努力なんて。。。って後ろ向きな中になりそうな事件の合間の、檸檬の能天気なぶっ飛びぶりがなんだか楽しい(^^;
そしてはやては終点盛岡に向かって、走り続ける。。。