AXに向けて、グラスホッパーに続き、マリアビートル再読。
確かこの本は、東京駅から終点盛岡駅に着くまでに車内が死体でいっぱいになる物語。。。今現在読み進めてるのが二駅目、大宮駅に着くまだ前なんだけど、すでに物語は混とんとしてきたので。。。
物語の始まり、東京駅から初めの駅上野まででの登場人物と車内状況をまとめてみた。
まずは登場人物
木村・・・主人公。アルコール中毒。息子を王子に殺されかけてる。その王子に復讐の機会をうかがっていたところ、この日この新幹線に乗る情報をキャッチして乗車
王子・・・頭脳殺人犯(!?)木村の復讐を逆手に取り、あえて木村をこのはやてに乗り込ませた。病院で器具につながれている息子の命自分が握ってると、木村を挑発。
彼自身の言葉により、かなりひどい人物であることは想像に難くない。。。
「人はね、お金に限らず、いろんな欲望と計算で動いてるんだ。てこの原理と同じで、そういう欲求のボタンをうまく押せば、中学生でも人は動かせるんだよ。」
「やり方にさえ気を配れば、人を殺しても罰せられなにのでは?」「僕のせいで誰かが死んでも、僕はまったく落ち込まない。」
蜜柑と檸檬・・殺し屋。双子とよばれてるけど違う。蜜柑は文学を愛し、檸檬はきかんしゃトーマスを代表に、電車が大好き。
峰岸という殺し屋業界では実力者(?)の峰岸から息子が誘拐されたので、助けてきてほしい。身代金を持って行ってもらうけど、それは持って帰ってきてほしい。さらには誘拐実行犯たちの殺害を依頼を受ける。息子を助け、身代金を持ち、盛岡へ連れ帰るためはやてに乗車。
峰岸・・寺原が牛耳る「令嬢」がなくなった際に(←グラスホッパー!!)身の危険を感じて東京都から盛岡にひっこんだ。かなり恐れられた殺し屋。蜜柑と檸檬に仕事を依頼。。。別件も他の殺し屋に依頼済みか!?
七尾・・首の骨を折る殺し屋。通称天道虫。真莉亜からの指示で働く。とにもかくにもついてない男。今回は、はやてに積んであるトランクを盗み、上野で下車との指示のはずが。。。因縁の狼と遭遇して。。。上野駅で、下り損ねる!
女装をした男のカップル・・化粧の濃い女と背の低い男。
狼・・寺原のもとで活躍し、鯨を殺したのは自分だという。(グラスホッパー再び。でも待って、鯨は結局、「押された」のよね??)嘘つき少年の寓話から「一匹狼」とか「ロンリーウルフ」と呼ばれる。子供相手に暴力をふるおうとしてたところを邪魔され、七尾に対して、「今度会ったら許さない!」と言ってたのが、なぜかここで再会!
はやて車内
ちなみに、進行方向後ろが一号車。木村のじじばばが、息子渉に「東京に近いのが一号車」と説明してるのを、思い出す木村が、ちょっと・・・切ない。
二号車・・・二列目にあやしげなカップルがグリーン車じゃないの?と乗り込んだ。
三号車・・・木村、ここから乗り込み七号車に向かう。十列目には蜜柑と檸檬と息子。
デッキ・・・檸檬がおいたトランク。上野駅でトランクをもった人が下りないかとここから確認。
四号車・・・一列目D七尾 木村が七号車に向かう途中彼の足にぶつかる。
五号車
デッキ・・・七尾が奪ったトランクを持ち、上野駅で下車しようと待つ。
六号車
七号車・・・五列目に王子。その姿をみつけた木村が電気ショックを受け拘束される。
*十一号車から前は秋田新幹線こまち(はやてと連結、往来不可。電車おたく檸檬の言より)
前作、グラスホッパーから全然別の物語なんだけど。。。でも殺し屋業界はつながってるのよね。。。蜜柑と檸檬が峰岸の息子に話してる内容から、グラスホッパーの時代より、5.6年が経過してることがわかる。。。そして、偶然にも、このはやてには前作主役の鈴木さんが乗車してることが、もうすぐわかるのね。。。七尾と狼のつながりで、自殺屋の鯨さんが出てきたり(もちろん回想だけどね。)。
うん。ちょっと頭の中もすっきりしたか。物語に、戻りましょう♪♪